2014-01-01から1年間の記事一覧

パワポのスライド上でプログラムを動かす

はじめに パワーポイントには.NET Frameworkのプログラムを貼り付ける機能があります。これを用いることで、よりインタラクティブな発表を行うことができます。 つくり方 前回の記事でExcelから.NET Frameworkの自作関数を呼び出す方法を調べました。COMと呼…

光線伝達のお勉強

はじめに 光学の分類に光線光学があります。これは光の電磁波的特性を無視したもので、波長が小さいと仮定しています。こうすることで線形の式で光の進む向きを計算できます。 光線伝達マトリックス 光の入力をv=(y1, θ1)、出力をw=(y2, θ2)とするとw=Mvによ…

ExcelからOpenCVで画像を開く

はじめに Excelにはプログラミングのできる環境としてVBAが用意されています。ただあまり使いやすいとはいえないので、別の方法があるか調べてみました。 COMというインターフェースを使うとVisual Studioで作成したDLLを呼べるみたいなので試してみます。 …

射影変換のお勉強

はじめに 射影変換はある平面を別の平面に射影することができる変換です。斜めから見たものを、もし正面から見たらどうなるかを計算できます。 変換式 変換前の座標(x,y)を(x',y')に変換するための行列Hを求めることが目的です。 (参考:CiNii 論文 - 反復…

FFTでウェーブレット変換する

はじめに フーリエ変換のように周波数の特性を得ることができる連続ウェーブレット変換を試しました。 連続ウェーブレット変換 母関数によっていろいろな種類がありますが、一番よく目にするのはGabor のウェーブレットです。こちらのサイトによると、(ガボ…

EigenでFFTする

はじめに Eigenという行列演算ライブラリーにFFTが入っているので試してみました。 FFT EigenのFFTはkissfft、FFTW、Intel Math Kernel Libraryをバックエンドとしていて、デフォルトだとLGPLのkissfftがバックエンドになるみたいです。インターフェースがEi…

領域の内側か外側かを調べる

はじめに 複素関数の定理で閉領域内なら2πi、領域外なら0を返すものがあります。この定理を使うことで指定した点が領域内にあるかどうかを判定できます。参考書は「複素関数攻略の一本道,森北出版」です。 2πiの定理 コーシーの積分定理はwikipediaによると…

Line Segment Detectorで遊びたかった

はじめに 某学会で道路の白線検出にLine Segment Detectorを使っていると紹介があり、気になったので調べてみました。 なにこれ エッジを検出して、直線部分を見つけ出して線を引きます。白線の形が出れば道路の状況が分かり、車をどの方向に動かせば良いか…

DPマッチングを試してみる

はじめに DPマッチングが便利らしいので試してみました。身近に使っている人が何人もいたので、私も知っておいた方が良いかなと。 DPマッチング 二つのパターン間の類似度を計算できます。パターンは多少伸び縮みしても大丈夫で、音声のパターンマッチングに…

Partial Least Squaresで次元圧縮

はじめに 近頃の機械学習・画像処理だと数万次元の特徴量を扱うのが当たり前の感があります。それだと扱いにくいですし、本当に分離できているのか不安なので次元圧縮することがあります。たとえば2次元に圧縮すれば分離できているか視覚的に分かるので、特…

C#で数式処理できるライブラリ

前の投稿でMath.NET Numericsを使いました。 c#でマイク音声をFFTする - wildpieの日記 Math.NETのページを見ていたら数式処理ができるライブラリがあったので試してみました。mathnet/mathnet-symbolics · GitHub Math.NET Symbolics インストールはNugetで…

c#でマイク音声をFFTする

FFT C#でFFT(Fast Fourier Transform)するのに便利なライブラリーを探してみると、Math.NETというのが良さそうでした。今回はこれを使って音声信号をFFTしてみます。 音声入力 処理の対象物をどうしようかと悩んだんですが、いつも画像ばかり触っているので…

EMアルゴリズムでMoGを解く練習

定番ネタですが、EMアルゴリズムのプログラムを書きました。目的 対数ゆう度関数を最大化するパラメータを求めます。今回はMoG(Mixture of Gaussians)なので の、、がほしいです。そのためには を計算すればいいみたいです。 E-Step M-Step Latexで数式書く…